プログラミングは楽しい
最近、大学生にプログラミングを教えて、サービス作りを支援する機会に恵まれた。そのプログラムの最後に学生からエラーにつまったりしてうまくすすまないときに、耐えるのはつらくないかときかれた。その場ではあまりつらいと思わなくなったかなと考えていたが、ふりかえるとそんなことはなかったので、自分がプログラミングをどう思っているか書いておく。
正直いまでも色んな場面で落ち込む。正しいと思っているコードが動作しないとイライラするし、確認漏れから思いがけないミスをして不安になる。それでもプログラミングを続けているのは、より楽しいことがあるからだ。
プログラムを書き始めてから最初に楽しいと感じたのはコードが思ったように動いてくれたときだ。書いては消して、書いては消してを繰り返して、あるとき目的にたどり着く。傍から見たらしょうもないようなことでも自分からみたら1つの山頂であり、とても嬉しいことだ。今回学生と触れ合って、書いたものが動く楽しさを思い出せた気がする。
エンジニアを職にし始めてから楽しいと感じたことは、作ったプロダクトを顧客に提供し、実際に使ってもらえることだ。積み重ねてきたコードが1つのプロダクトとなってユーザーに使ってもらえる。それは大げさにいえば社会に影響を与えたことであり、プロダクトの出来に関わらず学びは大きい。コードを書いてるときには想像できなかった世界が広がってくる。
現在所属しているギルドワークスに入ってからは、プロダクトを提供することに加えて、プロダクトの世界観を一緒に考えることがとても楽しい。プログラマーがプロダクトのあるべきを考え、目的をコードに載せていく。作っていく中でも色んなアイデアがうまれてプロダクトに反映される。チームでプロダクトをよりよくし、ユーザーの価値を探していく。この感覚はプログラマーという役割を超えた楽しさがある。今回のプログラムでは学生自身にサービスを考えてもらったので、少しでも自分のアイデアがかたちになっていくことを面白いと思ってくれたら嬉しい。
学生と関わって楽しかったし、学びがたくさんあった。あのとき答えそびれた質問の回答は、プログラミングはつらいこともあるけど、それ以上にものづくりは楽しい。